|
―――そう、秘伝の書…ね。
様々な戦闘技法を記した禁忌指定の書物の1つ、どこでそれを知ったか知らないけれど確かに貯蔵しているわ。此処を何処だと思っているのかしら。世界図書館は全ての書物を管理しているのよ? マリー、あの部屋は今どうなっているかしら。 |
|
「試練の間」の掃除は終わっております、お嬢様。
|
|
|
さすがね、マリー。
魔剣使いどもを案内してあげなさい。 |
|
試練の間に貯蔵されている「秘伝の書」は戦闘技法書とは名ばかりの、人々の【心】を記した禁断の書物…読んだが最後、精神崩壊を起こした者もございます。
本当にお通ししても――― |
|
|
マリー、くどいわよ?
私は「案内しろ」と言ったのよ。質問しろと言った覚えはないわ?
|
|
失礼いたしました。申し訳ございません。
…魔剣使い様、こちらです。 |
|
|
まったくマリーの心配症も困ったものね。
気にすることなんて何も無いのだから。 そもそも「秘伝の書」は読み手を選ぶ。 例え出会えたとしても… 本が所有者として認めなければ何を得ること失うこともない。 何人がその力を手にできるのかしら? 楽しみだわ、魔剣使い…ふふふ♪ |