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――ライオンハート、やはり解禁されたわね。
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彼の報告のとおり……でしたね。
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E.D.E.N.――
エデンが持つ魔剣使い最大勢力の1つ『勇者』、そのルーツとも言える一振り、か……。 |
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初代勇者王アーサーは原初六魔剣が一振りエクスカリバーの使い手、ですが彼は王であって勇者そのものではなかった。
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混沌とする魔界に秩序をもたらした開拓者、勇敢なる者――
勇気を司る魔剣ライオンハート…ふぅむ。 |
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やはりひっかかりますか。
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ええ。
彼女が勇者たちのルーツであり、現在では彼女を模した姿がEDEN勇者の正式制服として採用されている。 |
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正確に言えば、勇者たちが自らを勇者と名乗りE.D.E.N.の前身組織が出来上がったのは彼女の登場以降のことでございます。
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でしょう?であればなおのこと不思議なのよ。
なぜ勇者たちはエクスカリバーの姿を模倣しなかったの? |
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そう、そこなのです。
勇者隊が使用する魔剣は汎用型エクスカリバーでございますし、現勇者王シドウ様を含めなぜ服装だけライオンハート様を目指されたのか。 |
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――勇敢だから、かな?
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レプリカ!
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魔剣ライオンハートは勇気の証、勇敢なる者、まさに勇者の姿そのものなのよ。
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……レプリカ様はライオンハート様にお会いになったことが?
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いーえ!もしかしたら会ったことがあるのかもしれないけれど、何も覚えてないわ!
でもわかるの。 たぶんライオンハートは、レプリカちゃんたち魔剣よりも、きっと"そっち側"に近いのよ。 |
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そっち?……魔剣使い!
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彼女は人間に近い魔剣だった、だからエデンは彼女を規範として勇者を定義した……と。
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――というより、人間が大好きなのよ、きっと。
まぁ、エクスカリバーをお手本とするのはまずムリだからね。 このレプリカちゃんでもない限り追いつけないわっ♪ |
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そう!それよ!そこなのよ!
私がE.D.E.N.の歴史で一番気になるところは! |
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……エクスカリバー?
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原初六魔剣はどれも魔界を支配するに相応しい魔剣と伝わります。
で、あればこそ。 |
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――どうしてエクスカリバーを手にした初代勇者王アーサーは魔界を支配せずに秩序を求めたのか。
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あ――……。
……――たしかに。 |
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軍を持ちたかった、というのはわかりますが、こと魔剣使い同士の戦いにおいては一騎当千が前提でございます。
有象無象の一個大隊よりも優れた魔剣使い1名の方が勝るのが魔界という場所でございます。 |
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……あくまで仮説だけれど。
魔剣ライオンハートの存在が、名実ともに勇者軍の成立に深く関わっているとしたら。 |
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暴虐たる力をもつエクスカリバーを、その使い手と共に抑えられる能力をもっていた――!
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"勇者王"を超える勇敢なる指導者――
なんて、仮説に過ぎないけれど。 |
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彼女がもつなんらかの異能が、エクスカリバーと勇者王アーサーに魔界征服を思い留まらせるほどの力をもっていた、あるいはその逆か。
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もしそうなのなら、レプリカちゃんの天敵かもね♪
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――!!
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もし、そうなのなら……!
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……ふぇ?
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もしそうなのなら、彼は……!
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擬似的に、勇者王アーサーと同じ状態と言えます……!
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……???
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レプリカに、ライオンハート……
勇者王が勇者を組織した当時に持っていた手札を揃えている…! |
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私、レプリカ…だよ?
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でも、超えるんでしょう?本物を!
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……!!
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エデンは彼を放っておけなくなりますね。
あるいは、既にそうなのかもしれませんが。 |
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ご主人様が……危険に?
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大丈夫よ!彼なら大丈夫!
私や世界図書館もついてるし、E.D.E.N.だろうがなんだろうが、このクランさんに任せなさい! |
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おっしゃる通り。
魔剣機関の思惑がなんであるにせよ、知らぬ事実を識れるようにするのが我々の仕事でございます。 彼にはライオンハート様を必ずや使いこなしていただきます。 |
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ついでに、私のことも"本物"にしてみせてほしいな、ご主人様!
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わくわくするわ♪ 楽しみですわ♪ 一緒にがんばりましょっ! |