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あれ?この書類に書いてあるのハルちゃん?
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………。
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そうよレヴァ、
あなたと同じ"レヴァンテイン"を冠する魔剣―― |
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もうひとつの"蒼"を司るもの、
レヴァンテイン=ハル様でございます。 |
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ほぁー…
こうしてみると私そっくりだねぇー… ねぇ、どっちがかわいいかな? |
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………。
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んもう!ヘル!
私とハルちゃん、どっちがかわいい? |
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……興味ないわ。
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そんなこと言ってぇ!
お姉ちゃんの方が好きなの知ってるからー♪ |
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まぁまぁ、レヴァンテイン様。
戯れはその程度に。 |
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そうよ?だってその子――、
ハルは《対レヴァンテイン=ヘル用の魔剣》なんだから。 |
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いつの日かヘル様が暴走されこの世界が蒼き焔で包まれた時、その炎を消す役割を持つ蒼き激流、あるいはどんな焔さえかき消す雨。
それがレヴァンテイン=ハル様の役割にして存在意義。 まさに対ヘル様用の魔剣と言えます。 |
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うぅ……、それはわかってるけど…。
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大丈夫、気にしてないわ。
それに―― |
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それに……?
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今の私はそう簡単に暴走したりしないわ。
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うんうん!もちろんもちろん♪
マイマスターもいるし、私もいるし! |
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――そうね、ええ。
そうなのだけれど……。 |
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自信たっぷりな発言のわりには歯切れが悪いわね?
なにか気がかりなことでもあるの? |
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ハル様の実力が伝承どおりなら、その力は絶大そのもの。
様々な神話の洪水は彼女の力とさえ言われるほどでございます。 もし「もしも」のことを心配されているのなら―― |
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あ、ううん!違うのよっ!
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ちょっと、ね。
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――まさか!
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伝承には残っていないハル様の起動記録が存在する……?
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伝承記憶領域に残っているのね?
かつてハルが起動し、2つの「蒼」がぶつかり合った記録が――!! |
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伝承記憶は魔剣のアイデンティティとも言えるものでございます。
かつての仇敵とあらば、ヘル様といえど動揺されるのも無理はございません。 |
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えーと、なんていうか……
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違うわ。
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!? |
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ここまでストレートに考察して外したのは久しぶりね。
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面目ございません。
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ハルちゃんが恐ろしく強いのは間違いないわ。
特に私はハルちゃんの元になってるし、勝手に妹の1人だって思ってるしね。 だからこそわかるの、彼女の危険な部分を……。 ヘルをここまで動揺させる要因が何であるかを……。 |
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ヘル様を動揺させるほどの危険要因……?
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んー、超広域性のある対神格用攻性防壁?
いえ、蒼焔適正…、まさか第七属性――はないわね。 冥界へのカウンターだと仮定すれば聖域級の天蓋理論を―― |
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ストーカーなのよ。
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!? |
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ええと、今、なんて?
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二度も同じことを言わせないで。
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す、すとーかー?
あのつきまとってくる…? |
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ああ、なるほど。
ヘル様の暴走を監視管理するためにヘル様につきまとい続けている、と。 |
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正解っ♪
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だから言ったでしょう。
興味ないと。 |
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えー!お姉ちゃんのことも興味ないの?
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お姉ちゃんのことは全て知っているわ。
これ以上何に興味を持てと? |
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へるぅーーーー♪
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あー、はいはい。
理由はともあれヘルを動揺させるほどの力をもった魔剣ってことでしょ? しかもそれが神話級の激流を司るなんて、本気を出せば暴走したヘルどころか世界そのものを浄化できるじゃない。 まったく、とんでもないものを用意してくれるわね魔剣機関……! |
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それゆえに「選別者」の字名を持つ。
伝承に残る彼女はまさに世界崩壊の救世主であり、生命根絶の根本原因でもあったと。 これは集めなければいけない資料がまだまだたくさんありそうです。 とてつもないものを手にして何を狙っているのでしょうね、魔剣機関……! |
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まぁまぁ!
私は妹が増えて嬉しいし!きっとマイマスターなら使いこなしてくれるよ! 私だって、ヘルだってそうだったもん! |
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興味ないけれど、私は仲間にすることに反対よ。
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わくわくするわ♪ 楽しみですわ♪ |
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待ってるよマイマスター♪ ……戦力になるなら話は別だけれど。 |