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鍛冶医師クランベリー
ハイパワーターボ…プラス4WD…
エンジンはもちろん…1万1千回転ね… |
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世界図書館メイド長ププッピマリー
あら、随分と興味津々のご様子ですね。
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そりゃあもちろん史上最速の魔剣とあれば、
私もその性能について知っておく必要があるわ。 |
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本当にそれだけですか?
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ぎくっ!!だ、だれかしらそのフルカウンターさんとかいう人は…?
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夜な夜な峠道を焦がしていく伝説の走り屋が、
魔剣鍛冶医師の女性だという噂を小耳に挟みまして。 |
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あ、あらあらそんな危ない魔剣鍛冶医師がいるなんて、やぁね~♥
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ついでに、美しいピンク髪のグラマラスなレディだという話も。
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それは私以外の何者でもないわね。
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…………。
ともかく、火遊びはほどほどにしてください。 クラン様を治せる方など他におりませんので。 |
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うばばぁぁぁ!最速、最速だってええええええ…。
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誠に由々しき事態です。感情は「無」ですが。
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あら、どうしたの貴方たち。
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速いだけが取り柄だったのにいー…
やっぱり私はいらない子だったんですうううう!! |
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雷すら凌駕して見せる疾き太刀としては
排除せざるを得ない状況かと。 |
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最速の座が危ういと知って慌ててるんですね。
うふふ。 |
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落ち着いて二人とも。
最速でなくてもあなたたちには良いところがたくさんあるわよ。 |
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うばばぁぁぁ!
やっぱり私はもう最速じゃないんだあああああああ…。 |
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私は疾くなければ私ではないのです。
気休めなど、無用…。 |
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それじゃあお二方は、
"最速"のために何をなさっておられますか? |
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そ、それはぁ…。
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私は私である限り最も疾き太刀です。
何かをする必要なんてありません。 |
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「最速とは、最後まで加速を続けた者を讃える言葉である」――。
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!!
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!!
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お二方がそうして駄々をこねている間に、
ベルリネッタ様は尚も進化を続けているのかもしれませんよ。 |
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うばばぁぁぁ!やだー!!
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こうしては、居られませんね。
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私、もっと速くなるうううう…!!
そしたら、ぎんいろさんにもきっと振り向いてもらえるんだあああ…!! |
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カドゥケウス、行きましょう。
峠を――攻めるのです。 |
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行っちゃいましたね。
まあ、良かったのではないでしょうか。 |
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待ちなさいマリー。
さっきの言葉、聞き覚えがあるわ。 |
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何のことでしょう?
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魔界の全ての峠を制したという伝説の走り屋――
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そうなんですね。全然知りませんでした。
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……まあいいわ。
深い詮索は無用ね。 |
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ひとつ確かなのは――
人は誰しも「速さ」に憧れるということですよ。 |
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ええ。
速さそれそのものは、純粋な強さ、崇高さに違いないわ。 |
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人は誰しもその高みに憧れ、あるものは挑み、
あるものは破れたり命を落としたりします。 全く、速さというのは何とも罪なものですね。 |
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しかし、その罪が深ければ深いほど魅力的に見えるもの――。
まったく、魔剣機関はあいかわらずとんでもない魔剣を生み出してくれるわね。 |
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ええ、まるで目が離せませんわね。
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わくわくするわ♪ 楽しみですわ♪ |