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マナガルム
わぁ♪ グレちゃん、くすぐったいよぉ!
それじゃあマナも…えーいっ! |
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グレイプニル
ふわぁ! マナちゃんのしっぽ、あったかい……
くんくん、いい香りもする……♪ |
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レヴァンテイン=ビースト
きゅーん♪ とーっても幸せがあふれているのです……♪
わたくしも一緒に、もふもふし合いたいですっ! |
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鍛冶医師クランベリー
見て、マリー。もふもふが戯れているわ……
かわいいわね…… |
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世界図書館メイド長ププッピマリー
たくさんのしっぽがふりふりしていますね……
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はぁ、はぁ……!
こんなにけもっ娘がたくさんなんて、ここが楽園なのね…… ずっとこの場所で過ごしたいわ……! |
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クラン様、お気を確かに……!
もふもふの沼にハマっては、 抜け出せなくなってしまいます! |
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放して、マリー! 私にはこのもふもふが必要なの!
魔界だって、もふもふを望んでいるのよ! ほら、これを見なさい! |
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魔剣機関から届いた新魔剣の情報ですか?
はっ! こ、これはまたも……! |
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そう! マカミちゃんかわいいわー♪
ほら見て、お耳としっぽがふわふわよ♪ どれだけもふもふできるのかしら♪ |
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ですが、他のけもっ娘魔剣と違い、
マカミは少しワイルドな印象がありますね。 |
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そう、ストリートファッションなのよ!
ワイルド&キュートで魅力たっぷり♪ きっとこの子とも、たくさんもふもふが……! うふふふ♪ |
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……いいえ、それは危ない考えかもしれませんよ?
クラン様は本来の意味の「送り狼」を知っていますか? |
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ええ、たしか昔話にあったわよね。
狼が迷い込んだ人間をどこまでも追いかけて 食べてしまうというお話だったかしら? |
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または、その人間が善良であった場合、
帰り道まで導いてくれるパターンもあります。 |
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その昔話自体も
神話を基盤にしたと聞くけれど。 ……もしかしてマカミは。 |
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はい、マカミは「送り狼」の元となった、
オオクチノマカミという狼神の伝承より 生まれた魔剣です。 |
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なるほど、魔剣としても敵の追尾性に優れ、
文字通り地の果てまで追い詰めて倒すとあるけど、 その伝承に由来するのでしょうね。 |
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狼としての外見だけでなく、
身軽でワイルドな風貌も伝承通り。 |
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そ、それじゃあ、
もし悪いことを考えて近づいたりしたら…… |
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クラン様までパクリ! となる可能性が……
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まさか、
こんな可愛い子がそんな……! |
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人は見かけによらないもの。
この手にした大量のご飯を見るに、 いかにこの魔剣が飢えているかが伺えます。 |
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そ、そんなぁ……。
私のもふもふが……って、あれ? だとしたらこれはなぜかしら? |
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クラン様?
なにか気づかれたのですか? |
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ええ。伝承通り、野生に生きる狼だとしたら、
ハンバーガーのような食べ物を好むのは変よね? この加工品は文明の証じゃない。 |
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それは、
人間相手でも容赦ないということでは? |
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いいえ。服装だって都市に順応したものよ。
伝承をただ再現するなら、こうはならないはず。 |
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ということは、
伝承に何らかの解釈が加えられていると? |
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可能性は高いわ。
魔剣は伝承の解釈によって形を変えるものだから。 文明に順応した狼にもきっと意味があるはず。 |
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……そういえば、
マカミの伝承は人間が描かれるのも 特徴でしたね。 |
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マナガルムやグレイプニルとは違い、
人の存在も基盤となっている。 それが読み解くための鍵なのかしら? |
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となると、
伝承のような、ただ恐ろしい存在では―― |
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あっ!
マカミちゃんの写真だぁ♪ またご飯食べてるんだね! |
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ホントだ……
はぁ、もふもふツヤツヤ……♪ また遊んでくれるかな? |
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マカミちゃんも来てくれるなら、
もーっと幸せになれますね♪ |
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――ないのかもしれませんね。
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つまりマカミちゃんとも、
もふもふできるってことよね!? |
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そこまでできるかどうか。
分かっているのは社会になじんでいる可能性だけ。 なにより食べ物のギブアンドテイクな関係だけで 絆は結べませんから。 |
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ええ。わかっているわ。
もふもふのマカミも、荒々しいマカミも同時に存在する。 一つの魔剣の別側面よ。それが混ざっているのがマカミという魔剣のはず。 |
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それこそ本人次第なのでしょうね。
食われるか、導かれるか。 「送り狼」のお話のように。 |
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では、私たちは期待して待ちましょう。
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マカミが勇敢な守り神となるかどうか。
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マカミをもふもふできるかどうか……!
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わくわくするわ♪ 楽しみですわ♪ |