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クラン
あぁ…ラーメン食べたい…
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マリー
おや、クラン様。
さては…お酒を呑みましたね? |
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ギクッ
どうしてそれを… |
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お酒を呑んだ後は、身体がラーメンを求めるのです
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もしかして…マリーも呑むと食べたくなるタイプ?
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いえ、クラン様
これは私の話ではなく、科学的根拠があるお話です |
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酒呑みがラーメンを喰らうことに
科学的根拠が…? |
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ええ、多量の酒類を呑んだ後は
体内からセロトニンと呼ばれる物質が不足します そのセロトニンを生成するために有効なのが… |
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ラーメンなのです
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これは…美味しそうなラーメン!
さっそくいただき……ブフォッ!! |
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クラン様、早とちりはいけません
これはラーメンではなく…魔剣です |
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……え?
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クラン様
これはラーメンではなく、魔剣です |
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マリー、何を言っているの?
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クラン様、あなたが認めるまで何度でもお伝えしましょう
これはラーメンではなく…魔剣なのです |
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昨日呑んだ酒がまだ残ってるのかしら
もしかしてマリー、私の匂いで酔っ払ってるとか… |
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たしかに本日のクラン様はこの距離からでも
酒気が漂っておりますが、私は酔っておりません |
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そう…それは二重にショックね…
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ご説明しましょう
こちらは、幸福感を司る体内物質が 武器の伝承元となった魔剣、セロトニンです |
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魔剣、セロトニン…
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同じく体内物質であるドーパミン、ノルアドレナリンを
抑制する働きを持つことで知られており、魔剣セロトニンも、 魔剣ドーパミン、アドレナリンと同じ時期に誕生したと言われております |
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でもマリー?
それはおかしいんじゃないかしら? |
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…何か疑問が?
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だって、ドーパミンとアドレナリンが
魔剣機関に登録されたのは、今より前でしょう? |
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ええ、仰る通りです
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それじゃあ…どうしてセロトニンだけが、
これだけ後になってから魔剣機関に登録されたの? |
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…一説には、
セロトニンを拘束しての調査が、極めて難航を極めたとか |
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ラーメンを拘束するだけなら、
誰でもできそうなものだけど… |
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クラン様
ラーメンではなく、セロトニンです |
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いけない、そうだったわ…
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セロトニンが拘束された際の記録は
…いまだに謎に包まれています |
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セロトニンは幸福感を司る魔剣なんでしょう?
もしかしたら、拘束しに来た子も幸せにしちゃったとか♪ |
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そうであれば良いのですが…
魔剣機関によれば、セロトニンの調査に関わった職員は、 彼女のことを聞くと、ひどく怯えていたとの情報もあるのです |
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怯えていた?
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ええ…
「許してください! 運動は! 運動だけは!!」 と悲鳴を挙げていたとか |
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…少し、変わった悲鳴ね?
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他には…
「スキンシップします! スキンシップしますから!!」 といった悲鳴の報告も |
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…やっぱり、変わった悲鳴ね
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いずれにせよ、セロトニンという魔剣が、
何か特殊なパーソナリティを持っていることは確かです |
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人々に幸福をもたらす魔剣か…
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はたまた恐怖をもたらす魔剣か…
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わくわくするわ♪ 楽しみですわ♪ |