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よく来たわね、魔剣使い
司書王ロルリアンレットよ |
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また魔剣なしでの招集ですか…
ということは、魔剣に聞かれてはいけない話なんですね? |
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少しは学習したようね?
でも質問を返してくる時点でまだ及第点とはいえないわ そうね…今回は凡骨とでも言うのがふさわしいかしら? |
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左様でございますね、お嬢様
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凡骨って……そ、それでロールお嬢様?
前回はお中元をいただきましたけど、もしかして今回も? |
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ええ、その通り
今回はあなたに役立つ情報を用意しているわ マリー、あれを |
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はい、それではこちらをどうぞ
世界図書館からの贈りもののようなものでございます |
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世界図書館から贈りものなんて……
前はお中元だったし、今度は暑中みま…… |
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嘆願書です
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なんで!?
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こちらの地点で、嘆願書が手に入ります
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だからなんで!?
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あら?
世界図書館と司書王からの貴重な情報だというのに、 なにか不満があるの? |
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ふ、不満がどうこうの前に、
嘆願書なんて手に入れても困りますよ!? なんですかこれ!? |
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ふふ、その正体も知らない内から拒絶をしていいのかしら?
それを使えば望みが叶えられるかもしれないのよ? |
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っ!
どういうことですか? |
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こちらが件の嘆願書を模したものになります
中身をご覧になってください |
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どれどれ…『一緒に窮鼠散歩してください』?
『たくさん添い寝してください』? なんだかずいぶんと欲望にまみれていますね… |
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はい、その嘆願書はまさに欲望を書き綴ったもの
妄想を現実に変える魔剣、その研究から生まれた副産物です |
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それってもしかして、エリオ……?
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そしてその嘆願書を使用することで、
添い寝や窮鼠散歩など、望むままの願望を 好きな魔剣に嘆願することができるのです |
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ということは!
魔剣たちにあんなことやこんなことをしてもらえる!? そんな嬉し……無法なことができるなんて! |
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喜んでいるところに悪いけれど、
あなたに許されるのはあくまで嘆願よ た・ん・が・ん |
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……え?
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開発者は無理矢理に欲望を具現化したかったようですが、失敗
副産物として生まれた嘆願書には強制力もなく、 実行するかどうかはあくまで魔剣の意思に委ねられます |
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だから魔剣たちが望みを叶えてくれるように、
せいぜい頭を下げることね♪ |
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それじゃ普通に頼むのと変わらないじゃないですか!
この嘆願書の意味は? |
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願望を強制することはできませんが、嘆願を伝える力はあるのです
どんなに恥ずかしがり屋な魔剣でも、怒りやすい魔剣でも 最後まで嘆願の内容を聞かせることができます |
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誠意は伝わるでしょうし、オモイデも高まるんじゃないかしら?
ちょうど嘆願書を生み出す幻想体が 大量にさまよっているようだから、倒せばもっと嘆願できるわ |
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……それって結局、
またロール様に働かされてるだけなんじゃ? |
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どうあれあなたに損はないでしょう?
魔剣とのオモイデを高めることができるうえに 願望を実現する可能性を得るのだから |
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さらに今回も我々、世界図書館は某所より調査を委託されております
魔剣使いがどの魔剣にどんな嘆願を行ったかが記録されるのです |
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嘆願書はあの魔剣の影響をうけた術符とも呼べるもの
魔剣たちに願望が集まればなにかが起きるかもしれないわね |
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…………なにかが
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さあ、どうするの魔剣使い?
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わかりました、調査に協力します
無理やり話を聞いてもらうのもそれはそれで……げふんげふんっ! じゃなくて、魔剣とオモイデが深まりますしね |
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よく言ったわ、
それでは始めましょうか |
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第弐回魔界国勢調査を!!
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予想通り、魔剣使いはやる気になったわね
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ええ、これであの研究の残滓も消え去るでしょう
お嬢様の手をこれ以上わずらわせることもございません |
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目的は不埒ではあったけれど、
生み出された術符の危険性は捨て置けなかったもの これで一安心だわ |
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はい、ようやく我々も準備を進められます
嘆願によって生み出される 『偶像』 を迎える準備を |