|
クラン
まさか…
ここまで魔界が変革するタイミングに居合わせることができるなんて… 喜べばいいのか恐れ慄けばいいのか分からないわ… |
|
マリー
原初六魔剣の方々が新たなる主を得たり、
アリスファミリーの皆様の情報が明らかになったりと、 思えばここしばらくの間で魔界の情勢は大きく移ろいできましたが… |
|
|
だとしても、
あの魔帝アリスの愛剣、終焉剣アポカリプスが再び姿を現し、 魔剣王を新たなる主に選んだなんて…! |
|
魔界に存在するあらゆる魔剣の中でも最も謎に包まれて、
最も恐れられていたと言われても過言ではない原初六魔剣です 今頃魔界中が動揺していることでしょう |
|
|
私たちは彼と協力関係にあるから、
彼が軽率にアポカリプスを使って魔界を危機に陥らせるとは思わないけど 魔界の他の住人にとっては明日がどうなるかわからない異常事態よね |
|
ですので魔剣機関も人員を総動員して、
アポカリプス様の伝承や実際の能力について情報を調査・開示しています |
|
|
正しい判断ね
混乱の中では無闇矢鱈と不安を煽る情報が飛びかってしまうけれど、 魔剣機関からの情報ならそれらを払拭することができるもの |
|
ええ、恐れるならば正しく恐れるべき
そうでなければ終焉を司る原初六魔剣に魔界そのものが呑まれてしまいます |
|
|
だから私たちも、
改めてこの魔剣のことを分析してみるとしましょう! それがきっと彼や魔界の力にもなるはずよ♪ |
|
これが魔剣少女のアポカリプス様…
他の原初の魔剣ともまた違う恐ろしさと禍々しさに満ちておりますね |
|
|
恐ろしくて、同時に震えるほどの威厳を感じる姿…
彼女の正体を知った今だと、 私たちに眠る根源的な恐怖が呼び起こされているのかもしれないわね |
|
原初六魔剣はそのどれもが魔界に歴史を刻んだ最強の一角
その中でも魔帝と名乗るのを黙認されたアリス様が振るったアポカリプス様 しかし正体がまさか魔界の神々《全知全能》、マスターキーの一人だったとは… |
|
|
さすがに魔剣機関も、
この情報はショッキングすぎるからと一般公開は控えているみたいね …マリーもこの情報は初耳だったのかしら? |
|
その通りでございます
彼やお嬢様からの情報でマスターキーの中には魔剣などの形で、 魔界に潜んでいるものがいるとは知っていましたが |
|
|
まさか魔帝アリスの魔剣こそがその一振りだったなんてね
しかもアポカリプスに力を示して主として認められたというのだから、 魔帝アリスの規格外さと偉大さが改めてわかるわね |
|
そしてこのアポカリプス様の力を用いて、
かつてのアリス様は魔界統一を目指して進軍を開始しました |
|
|
当時を記した文献には、
敵軍は文字通りに蹂躙されたと何度も書き記されているわね どれだけ凄まじかったかうかがえるわ |
|
それと同時に、
アポカリプス様の力についての記述はほとんど残されていません おそらく記録者が理解する暇もなく戦いが終結したからでしょう |
|
|
終焉の剣、だもの…
でも彼の魔剣となったおかげでアポカリプスの力も明らかになってきたわ |
|
はい、すべてを終わらせる力
特に自身に敵対する力を概念ごと消し去ることができるというものです |
|
|
ヴェルガトゥリオの浄罪と同じように、
終焉という概念を操ることができる能力…と解釈してもいいのかしら? |
|
現時点ではそうでしょうね
アポカリプス様はマスターキーとして魔界のあらゆる生命の行く末を 見届けてきたと言われています |
|
|
なるほど…
神の視点で生命の終焉を知り尽くしているアポカリプスだからこその 恐ろしく圧倒的な力なのね |
|
マスターとしてはこれほど安心をもたらしてくれる力もないでしょう
おそらく大気成分や微生物、あるいは他の魔剣における概念的な干渉も、 アポカリプス様は退けることができます |
|
|
まさしく神の御業ってこと…
でもあまりに規格外で圧倒的だと制御が可能かという問題も生まれるわ |
|
原初六魔剣ということから、
万が一にも暴走した時の被害規模は魔界全土に及ぶでしょうね |
|
|
惑星を飲み込む終焉、
最後にはこの魔界もブラックホールみたいになってしまう可能性もある |
|
しかし…だからこそ、ということもあります
|
|
|
ええ、その終焉の可能性も背負えれば、
アポカリプスは新たな魔界を作り上げる切り札になりうる魔剣よ これからの戦いにおいて頼もしいことこの上ないわ |
|
そしてそれほどの力を御していた魔帝アリス様も同じこと
彼はアポカリプス様を受け継ぐとともに、 アリス様のように魔界の命運を背負う覚悟も決めたのでしょう |
|
|
そう、私たちはただ終わりの可能性を恐れるのではなく
魔界を変えようとする王が現れたことを喜ぶべきかもしれないわ |
|
それに…ふふ♪
なんでもアポカリプス様は彼をペットのように可愛がっているそうなので、 大事なペットのいる魔界に手荒なことはしないと思われます |
|
|
本当の神様の視点から見れば、
弱くても未来に向かって進む人は可愛いものなのかしら? |
|
いずれにせよ、
マスターと魔剣使いという従来の可能性から外れ、 ペットと飼い主という立場になった彼らがどんな未来に進むのか |
|
|
そしてその手にした終焉の原初の力で、
どんな新しい魔界を築こうとしていくのか |
|
わくわくするわ♪ 楽しみですわ♪ |