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クラン
純愛…なんだか心がピュアピュアしちゃう響きね…
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マリー
遠く彼方を見る目をしていらっしゃいますが、
もしやクラン様にも甘い恋に身を焦がした経験があるのですか? |
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ふふ、それは言わぬが花というものよ。
秘密をまとってこそレディは美しく咲き誇るのだから♪ そういうマリーこそ恋の思い出とかないの? |
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トップシークレットでございます♪
ですがはるか以前から私はお嬢様一筋とは言っておきましょう |
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ミステリアスね♪
ええ、それでこそマリーの美しさが際立つわ |
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ありがとうございます
ですがこうして話題にのぼるように純愛の物語は、 昔から多くの耳目を集めてきました |
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悲劇的な結末を迎えた古典の恋物語が今でも有名だったり、
人間は純愛の物語を好んできたものね 穢されない魂の結びつきの概念は魔術的には重要視されてきたわ |
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魔剣でもロードオブヴァージン様など、
無垢で純真であることが力になる方がいらっしゃいます |
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そして今回報告されたのが
そんな純愛を守り、純潔さを力に変える新たなビースト魔剣、 純潔のイゾルデ=ビーストちゃんなのね♪ |
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ひと目見て清楚であるとわかる見た目…
元になったであろう金髪のイゾルデ様とは正反対と言えますね |
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性格もまた真逆
イゾルデちゃんが相手の愛を試すような小悪魔ちゃんなら、 こちらは純愛を説く聖女様なんだから |
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やはりビースト魔剣は複雑怪奇ですね
なにかしらの獣の特徴を有するようになるのは共通ですが、 それ以外の変化要素が多様すぎます |
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そうね…サムライになる子もいれば、
三人に分裂しちゃったり、お腹が本になっちゃったり 文字通りの正体不明になる子もいたりするわ |
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こうなると元の魔剣の『ありえない可能性』こそが、
ビースト魔剣の特徴と言えるかもしれません |
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話によると、
そんな彼女たちを狙っている怪しい一団もいると言うし、 ビースト魔剣の由来と秘密は今後も要調査ね |
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そしてそんなビースト魔剣であるイゾルデ=ビースト様は、
背負う名前の通りに『純潔』を特徴とした力を有しているようです |
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キラキラの光で造られた大きな拳…
それは純潔の力が込められた聖なる水の微粒子でできていて、 攻撃とともに空間全てを浄化していくそうよ |
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浄化…つまりは純潔の概念の付与でしょうか?
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そうだと思うわ
その純潔とは結ばれる運命の相手以外は拒絶するということ 敵対者は存在から否定されて押しつぶされるでしょうね |
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なるほど魔剣と魔剣使いの契約は、
ある種、運命的に結びつけられた魂と魂の関係ですから それを純愛とみなして効果も高めているのでしょう |
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つまりイゾルデ=ビーストちゃんと戦う敵は…
目の前で魔剣使いとのイチャイチャを見せつけられて、 尊さで消滅する、ということ…? |
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それはまた斬新な解釈ですが…
魔剣の性能から考えるとあながち間違いではないでしょうね |
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なんて甘酸っぱい関係性なのかしら!
お姉さんドキドキしてきちゃったわぁー! |
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魔剣使いと魔剣との信頼や愛情が深まるほどに、
その純潔の結びつきも強くなり、力も発揮されることでしょう しかし…… |
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なにかイゾルデ=ビーストちゃんについて懸念があるのかしら?
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ええ互いを思い合う関係は素晴らしいですが、
過ぎたる愛は嫉妬や独占欲、そして時には憎悪にも変わってしまいます もし彼らが愛を深めるあまりに己を見失ったら? |
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純潔の性質が変異したり、
あるいは自分たち以外を消滅させられるような破壊兵器になる… 純潔という概念的な力を使う以上、ありえないことではないわね |
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イゾルデ=ビーストのマスターには、
恋愛とモラル講座を受講してもらう必要があるかもしれませんね |
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でもそこまで硬く考えなくても、
愛とは元々そういうものじゃないかしら? |
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といいますと?
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互いを強く思い合っていても心は移り変わるもの
変わらぬ愛を守り通したいなら努力が必要なのは当然のことよ♪ |
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ふふ♪
やはりクラン様には素敵な恋の経験がおありのようですね 今の言葉には感服いたしました |
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…………恋愛小説で読んだとは言えないわね
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おや、なにかおっしゃいましたか?
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なんでもないわ!
とにかく純潔のイゾルデ=ビーストちゃんを使いこなすには、 ちゃんと節度と誠意ある愛情が必要! |
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二人が変わらぬ愛を守れるのか
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そしてその愛が魔界をどう変えていくのか
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わくわくするわ♪ 楽しみですわ♪ |