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クラン
専属のメイドさん、良いわ…
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マリー
ふふふ♪
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忙しいときには仕事を手伝ってくれたり、
疲れているときには癒やしをくれて 悲しいときには背中をポンポンしてなぐさめてくれたり… |
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ふふふ♪
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そんなメイドさんが私にもいてほしいわーっ!
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メイドに対しそのような過分な評価をいただき、
ありがたく存じます |
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ぜんぜん過分な評価じゃないわ!
一家に一人はメイドさんにいてほしいっ! それは魔界の全生命の夢よ!! |
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でしたらそんなクラン様に、
世界図書館よりメイドを派遣いたしましょうか? |
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えっ!? 本当に良いの!?
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ええ、一日あたりの費用は……こちらとなりますが
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た、たかいっ!?
こんなに払ったら病院が破産しちゃうわよー! |
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ですがメイドとは主人に仕えるプロフェッショナル
報酬も当然、高くなるものです |
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つまりあの子みたいな可愛くて有能なメイドさんにいてもらうには、
もっとお金持ちになるか、 世界図書館にとっての超重要人物になるしかないのね |
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あの子というのは、もしや…?
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ええ、ロサちゃんのことよ♪
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世界図書館の副メイド長で、魔剣王の忠臣でクールメイド♪
そして今は彼の強力な魔剣でもあるわ! 育ての親としてマリーは誇らしいんじゃないの? |
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私は親にふさわしからぬ罪深い者です
あの子が立派に育ったというのならロサ自身の努力の賜物でしょう |
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あなたがそう思っていても、
ロサちゃんはすごく感謝していると思うわよ? |
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ふふ♪ でしたら嬉しいことですね
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でもロサちゃんが魔剣になっちゃうなんて本当に驚いたわ!
ルコちゃんたち以来の稀有な例じゃないかしら? |
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ルコ様たちは魔天猫という強大な伝承を下地として、
人格が魔剣に保存されたような状態ですが、 ロサの場合はそれらとは違っているのも奇妙ですね |
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ええ、魔剣王に仕えるメイドという存在そのものが、
伝承として世界に認識されている… まるで誰かが直接、世界に対して書き込んだようにね |
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ロサにも詳細な状況を聞き取ろうとしましたが、
『約束』があると言って証言を拒みました あの子がそういうのならば深い理由があるのでしょう |
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ただ魔界を幾度も救った魔剣王の側近であり、
彼の命と未来を救ったという存在は魔剣になるにふさわしい 伝承ではあるのよね… |
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魔剣としてのロサの力も、その伝承…
魔剣王様とその魔剣様を支えることに特化したものになっています 彼の他の強力な魔剣様にも匹敵するほどに |
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他の人が魔剣としてのロサちゃんを使おうとしても、
きっと彼のようには上手くいかないでしょう 伝承も力もまさしく未来の魔王の専属メイドになっているわね |
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ロサは生涯仕えたいと願う相手を、
尊敬し愛する人を見つけることが出来たようです これからも公私ともに彼を支えていくでしょう |
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マリー…実はちょっと寂しかったり?
秘蔵っ子がお嫁さんに行っちゃったようなものじゃない? |
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…寂しくはございません
お嬢様が原罪を乗り越えた時のように感慨深いだけですよ それよりもクラン様? 先ほどのメイドの件はいかがいたします? |
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そうね…前向きに検討はさせて!
でもまず私自身がロサちゃんみたいなメイドさんにふさわしい 心も体も立派な鍛冶医にならないといけないと思うわ |
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クラン様はすでに立派だと思いますが…ふふ♪
決意されたのでしたらマリーは友人として応援いたしますね |
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ありがとう、マリー♪
それじゃあまだまだ不思議なことやわからないことも多いけれど、 彼を見守るものとして応援と祝福をしましょうか! |
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未来の魔王候補と彼の専属メイドが、
これからどのような伝承を魔界に刻んでいくのか |
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それに専属メイドになったロサちゃんの、
彼へのドキドキな思いも…! |
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わくわくするわ♪ 楽しみですわ♪ |